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歯を失ってしまったら

2025/01/16

毎日使っている大切な歯ですが、虫歯や歯周病などでやむ無く失うこともあります。

失った歯の代わりに、治療をして噛める状態に戻す必要があります。

根っこ(歯根)が保存されていれば、差し歯にする事も出来るかもしれませんが、根っこも無い場合には、他の治療方法で治す事になります。

方法としては、ブリッジ、入れ歯、インプラント、移植が考えられます。

ブリッジとは、失った部位の両隣りの歯を削って、繋がっている被せを入れる方法です。

入れ歯は、失った部位に人工の歯と歯茎を入れる方法で、ブリッジと違いあまり歯を削らなくてもよいですが、代わりにバネや橋渡しのおび状の金属などを残っている歯にかける必要があります。

インプラントは、失った部位に人工の根っこを埋め込み、その上に差し歯を入れる方法で、ブリッジや入れ歯と違い、他の歯を削る必要はありません。

自家歯牙移植は、条件は限られますが、失った部位に他の歯(親知らずなど)を移植する方法で、インプラントと同様に他の歯を削らなくても大丈夫です。

どれも失った部位に歯を入れる方法ですが、健康な歯が10噛めるとすると、ブリッジは7、入れ歯は3程度、インプラントや移植は9程度になります。お口全体の状態もあるため、あくまで目安ですので、実際に診査、診断が必要です。

その他、ブリッジでは繋げて入れるために、フロスが通せず、磨きにくくて、隣の歯の周りが炎症を起こしたり、入れ歯は、食後に外して洗浄する、歯を失った部分が少しずつ痩せて隙間が出来るなどで、数年後にやり直す事になります。

インプラントや移植は、失った部位に元の様に噛むチカラがかかるため、痩せにくく、歯磨きもブリッジよりしやすいですが、移植はで歯根吸収が起きると、およそ5〜10年ほど抜ける場合があります。インプラントは、良い状態をキープ出来れば最低10年は問題なく、20、30年と使い続ける事ができます。

また、費用の面では、ブリッジや入れ歯は基本的に保険適応ですが、材料を銀歯からセラミックスにする、チタンなどで強くて薄くする、バネを目立たなくするれば、保険外となります。

インプラントや移植は保険外となりますが、例えば20歳未満で、親知らずがまだ根っこが出来上がっていない状態(根未完成歯と言います)であれば、保険で移植が出来る場合があります。

治療している歯だけでなく、残っている歯もメンテナンスをしなければ、何でも噛める健康な状態キープできません。

まずは、予防やメンテナンスにお越し下さいね。

 

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